「気」ってなに?
東洋医学では「気」という言葉は切っても切り離せない重要なものです。
ですが「気」って一体なんなの?
怪しい?
簡単に言ってしまえば、生命のエネルギーです。
人間だけでなく、動物・木や花あらゆるものに「気」は存在すると考えられています。
「気」とは目に見えずわかりにくいものですが、私たちの身体にあるエネルギーの流れです。
これが滞ると、活力が減退したり身体の不調につながるのです。
逆に「気」の流れがいい人は元気でエネルギー溢れる人であると言えます。
いわゆる「ツボ」と言われるもののひとつひとつが電車の駅だと考えてみてください。
その駅(ツボ)がいくら大きく重要な拠点だったとしても、それは電車が通って初めて駅として意味をなします。
東洋医学では人の身体の中には
十二経脈といって12本の「線路」(気の流れ)が通っていると言われています。
もちろんその12本以外にも気の流れというのはあると思うのですが、それは各治療される先生方によっても考え方はさまざまではないでしょうか?
目に見えないからこそ、たしかに曖昧なものではありますよね。
ですが「気」は確実にあると私は考えています。
元気・やる気・勇気・怒気・・・・
これはどこから出てくるのか。
そう考えると少しだけ「気」の意味がわかるのではないでしょうか?
きちんとした線路を通っていれば身体も心も流れよく動きますが、どこかで不具合が起き、電車が止まってしまうとあちこちで渋滞がおきたり、その電車ごと脱線してしまうこともあるかもしれませんね。
そうした脱線がイライラや不安状態を作り出したり、身体の不調になって現れたりします。
当院では
鍼灸を使って「気」を整えていきます。
西洋医学的な観点からももちろん治療させていただくときもあります。
そして治療やお話をさせていただく中でみなさんがその
「気」を自らの力で少し使いこなせるようになるといいなと思っています。
これは宗教的な意味ではなく、喜びや怒り・悲しみもエネルギーの放出(気の流れの発散の仕方の違い)ですのでそういった自分の感情をコントロールできるようになると、毎日の過ごし方が変わってくると思っているからです。
まずは深呼吸。
それだけで気の流れは大きく変化していきますよ。