そもそも鍼灸ってなに??
鍼って聞いたことはあるけど・・・
最近では美容鍼など鍼は身近なものにはなってきましたがイマイチどうしていろんな症状が治るのかよくわからない。
何にいいの?痛そう。怖い。
まだまだこんなイメージの方も多いですよね。
鍼灸には無限の可能性があると私は考えています。
もちろんいろんな観点から鍼の効果は説明できると思うのですがここではわかりやすくお伝えできるものを一部ご説明させていただきます。
① 自己免疫力UP
鍼を刺すことで、東洋医学的に言えば「気」の流れを整えます。
血液と同じように身体を流れる気を良くすることで、身体本来のもつ力をよみがえらせます。
「気」のお話はこちら
西洋医学的には、鍼を刺すということは身体にとっては異物なのです。
身体に鍼を打つと、血小板やマクロファージ・白血球など身体を修復してくれる作用のあるものたちが活発に動き出します。
そのおかげで血行もよくなり、修復作用を強めることができ自己免疫力UPにつながると言われています。
(お灸もわざと身体に軽い火傷状態を与えることで同じような効果があります。)
② 鎮痛効果
鍼は歯医者さんなどで麻酔に使われていたというくらい鎮痛効果があります。
(今でも妊婦さんなど麻酔の使えない方に鍼で麻酔をするところもあるようです)
鍼を刺すことで、表面の感覚神経を刺激し天然のモルヒネのような物質を出します。
そうすると脊髄レベルで痛みを伝える神経の興奮をブロックします。
また血行が改善することで発痛物質を流してくれる効果もわかってきています。
③ 自律神経を整える
自律神経ってよく耳にする言葉ですが、実際なにものなのか?
よくわからないという方も多いのかもしれません。
自律神経とは交換神経と副交感神経の2つの神経からなるものです。
最近では「自律神経失調症」などと簡単に言われてしまいますが、この神経たちは体中のあらゆる臓器を支配しており、自分の意志とは関係なく働く神経です。
これが乱れるということは身体はもちろん心の病気になる人も多くいます。
自律神経のお話はこちら
自律神経を整えるということは、やはり自己免疫力を上げることもつながってくるのですが、西洋医学的にいえば視床下部という自律神経を司る部分に作用し、鍼を打つことでそこからβエンドルフィンという快楽物質を出したりします。
快楽物質はポジティブな感情を生みだすことにより、ストレスに対する適応能力も上がります。
そのため自律神経症状(うつ病など)にも鍼は良いとされています。
鍼灸治療はまだまだ解明されていない、説明のつかない効果がたくさん報告されております。
なかなかわかりやすくお伝えできなかったかもしれませんが、
当院では患者様の不安に思うこと、わからないことをなるべく患者様に寄り添った形でご説明させていただいております。
ご不明な点、ご質問等ございましたらお問合せフォームよりお気軽におたずね下さい。